2026.08.19
2026.08.19
牛たんのオーダーメード
ご注文をいただいてから、職人が一枚ずつ切る。手仕込みだからできる牛たんです。
仕込みを終えた生牛たん。この生の状態のまま、冷蔵で届きます。
牛たんの通販は、あらかじめ仕込んで冷凍したものをお届けするのがあたりまえになっています。喜助の生牛たんは、そうではありません。ご注文をいただいてから、職人が一枚ずつ切り、味を付け、生(冷蔵)のままお届けします。味も、厚さも、量も、お客様に選んでいただく。いわば牛たんのオーダーメードです。なぜそんな手間をかけるのか、冷凍とは何が違うのか。作っている側の立場から、順にご説明します。
生牛たんとは
生牛たんとは、味付けまで仕込んだ牛たんを、冷凍せずに生のまま冷蔵でお届けする商品です。喜助では、ご注文をいただいてから職人が一枚ずつスライスし、しお・たれ・みそで味付けして、発送直前に仕上げています。
「生」といっても、お刺身のように生で食べるものではありません。お手元で焼いていただくのは冷凍品と同じです。違うのは、調理後に一度も凍らせていないこと。この一点が、焼き上がりに効いてきます。
冷凍の牛たんと、何が違うのか
冷凍との違いは、大きく3つあります。
1つ目は、解凍がいらないことです。冷蔵庫から出して、そのまま焼けます。冷凍品の場合は冷蔵庫でゆっくり解凍するのが基本で、急ぐと解凍ムラが出ます(解凍のコツは解決!ご自宅で美味しく焼ける牛たんの焼き方に書きました)。
2つ目は、ドリップが出にくいことです。肉は凍ると内部の水分が氷の結晶になり、解凍のときに肉汁(ドリップ)として流れ出ます。凍らせていない生牛たんは、この工程そのものがありません。
3つ目は、日持ちです。ここは冷凍に分があります。生牛たんの賞味期限は冷蔵で数日と短く、冷凍品のように「とりあえず冷凍庫に入れておく」ことができません。食べる日を決めてからご注文いただく商品です。正確な期限は、お届けした商品の表示でご確認ください。
冷凍が劣るという話ではありません。喜助も冷凍の牛たんを販売していますし、贈り物や買い置きには冷凍の方が向きます。生牛たんは、食べる日が決まっている方のための商品です。
なぜ、注文を受けてから切るのか
生牛たんは作り置きができません。冷凍という「時間を止める手段」を使わないので、切って味付けした瞬間から賞味期限が動き始めます。だから喜助では、ご注文をいただいてから切ります。
たんは一本ごとに太さも脂ののりも違うので、スライスは今も職人の手作業です。手で切る以上、一日に仕込める数には限りがあります。ご注文が重なった時期には、お届けまでお時間をいただくことがあります。効率のいい商品ではありませんが、切りたてを生のまま届ける方法は、今のところこれしかありません。
生牛たんは、いわばオーダーメードです。味はしお・たれ・みそ、厚さは7ミリ・10ミリ・12ミリから、量もご注文に合わせてお選びいただけます。同じ生牛たんでも、厚めを選んで炭火でじっくり焼くのと、薄めをさっと焼くのとでは別の料理のようになります。選び方の考え方は迷わない!喜助の牛たんの選び方、部位の話はまるごと知る!牛たんの部位と食べ方をご覧ください。
この形が成り立つのは、喜助が創業以来、仕込みを手作業で続けてきたからです。あらかじめ大量に切って冷凍しておけば、注文のたびに切る必要はありません。それでも一枚ずつ手で切る態勢を残しているので、ご注文をいただいてから、その方のために仕込むことができます。牛たんの通販は冷凍でのお届けが主流のなかで、味と厚さと量を選べて、生(冷蔵)のまま届く。私たちの知るかぎり、そう多くはない形だと思います。
生牛たんのおいしい焼き方
両面に焼き色がつけば十分です。生牛たんで押さえたい点を挙げます。なお、焼き時間の目安を記していないのは、ご自宅のフライパンやホットプレートの火力と、牛たんの厚さによって、適した時間が変わるためです。
詳しい焼き方は解決!ご自宅で美味しく焼ける牛たんの焼き方にまとめています。
保存で気をつけること
生牛たんのお求め場所
喜助の生牛たんは、公式オンラインストアでご注文いただけます。化粧箱に入れてお届けします。受注生産のため、お届け日には余裕を持ってご注文ください。
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この記事の執筆・監修について
執筆・監修:味の牛たん喜助(株式会社キスケフーズ)
味の牛たん喜助は、1975年に仙台で創業した牛たん専門店です。株式会社キスケフーズは、宮城県富谷市の自社工場で牛たんの製造を行い、ネットショップの運営を担っています。喜助は仙台牛たん振興会の事務局を担っています。
本記事の生牛たんの仕様(ご注文後のスライス・冷蔵でのお届け・受注生産)は、自社ネットショップの喜助の生牛たん商品ページの記載を参照しています。仕込みの工程は、自社工場の取材記事潜入!喜助の工場 職人仕込牛たんができるまで(工場長監修)をご覧ください。
公開:2026年8月/本記事は公開時点の情報です。商品の内容量・原材料・最新の取り扱いは、各商品ページをご確認ください。